米カリフォルニア州サンタバーバラ周辺で9日に起きた大雨による大規模な土砂崩れの被害が、同地に住むハリウッドセレブたちも直撃した。

 7日にビバリーヒルズで行われたゴールデン・グローブ賞で功労賞を受賞し、力強いスピーチが感動を呼んだ人気司会者オプラ・ウィンフリー(63)は、自宅裏に土砂が押し寄せた恐怖を明かした。

 ウィンフリーはインスタグラムで自身の家が流されるという最悪の状況は免れたものの隣の家は壊滅状態だと泥にまみれた自宅近くを歩く写真を掲載。俳優ロブ・ロウは、3年後の大統領選に出馬も取りざたされるウィンフリーの自宅がヘリコプター救助の発着地になっているとツイッターに書き込んでいる。

 また、テニスの元スター選手ジミー・コナーズは、ヘリコプターで避難したことをツイッターで報告するなど、周辺に住む多くのセレブにも多大な被害が出ている。2014年にアカデミー賞の司会を務めたエレン・デジェネレスも、「これは川ではない。家の近くの高速道路よ」と水が溢れる自宅周辺の写真をツイッターに掲載し、支援を求めている。

 米メディアによると、少なくとも15人が死亡し、24人以上がけがをしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)