泉谷しげる(69)が29日、三重・四日市市で、伝統工芸品「四日市万古焼」の絵付けに初挑戦した。

 絵画などの現代アートを手掛ける泉谷に、同市側から「独創的な絵付けで、万古焼の認知度をさらに高め、幅広い人に興味や関心を持ってもらいたい」とオファー。皿や土鍋など数点に絵付けをした泉谷は「おれの絵が合うかどうかは分からないけど、万古焼は後世に残していかなければならない日本の宝。できることなら何でもしていきたい」と話した。

 万古焼は四日市市の指定無形文化財で、同市の土鍋は国内シェアの8割を占める。泉谷の作品は、2月2、3日に東京・日本橋のアンテナショップ「三重テラス」で行われるイベントで展示される。