女優葵わかな(19)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」(午前8時)の8日放送の第107話が21・1%(関東地区)だったことが9日、ビデオリサーチの調べで分かった。これまでの最高は第3話の22・3%。

 同ドラマは明治から昭和初期の大阪を舞台に、笑いをビジネスにしたヒロイン藤岡てんの活躍を描く。吉本興業創業者の吉本せいがモデル。葵は、3度目の挑戦となったオーディションで、応募2378人からヒロインに選出。12~14年までアイドルユニット「乙女新党」のメンバーだった。

 あらすじは、てん(葵わかな)は、四郎(松尾諭)の“しゃべらない漫才”を提案したが、リリコ(広瀬アリス)に大反対される。しかし先行きを不安に感じていたリリコは、一転、四郎に1度やってみようと話すが、真剣に取り組んでいた芸をばかにされたと思った四郎はコンビ解散を口にする。一方、息子の隼也(成田凌)は、キース(大野拓朗)らの、似顔絵の付いた饅頭を作り、風太(浜田岳)に販売の了承を得る、という内容だった。