国際女性デーの8日、ニューヨークの国連本部で複数の関連行事が開かれた。パネル討論では女優のリース・ウィザースプーン(41)が少女時代に映画監督からセクハラを受けたという経験をもとに、昨年から映画界などで相次ぎ発覚したセクハラの根絶を訴えた。

 安全保障理事会では議長国オランダが、できるだけ多くの女性外交官がこの日の公開会合に出席するよう各理事国に要請。女性のカーフ貿易・開発協力相が議長を務めるなど、欧州諸国を中心に出席者の多くを女性が占めた。

 現在はセクハラ被害者の支援に取り組んでいるウィザースプーンは「私は状況が変わるまで決して黙らないという誓いを立てた。皆さんも近くにいる女性を助けて」と呼び掛けた。