英歌手エド・シーラン(27)が、2015年にリリースしたヒット曲「Thinking Out Loud」がレジェンドミュージシャンの故マーヴィン・ゲイさんの代表曲「Let’s Get It On」(73年)の盗作だとして訴えられた。

 米メディアによると、訴えを起こしたのは同曲の著作権の3分の1を所有するストラクチュアド・アセット・セールス社で、メロディー、リズム、ハーモニー、ドラム、ベースライン、バックコーラス、テンポなど大部分において酷似する点があるとして、1億ドルの損害賠償を求めている。シーランは同曲を巡って2016年にも「Let’s Get It On」の共同作曲者の遺族から同様に訴えられていたが、本人は盗作を否定。訴えは却下されている。

 シーランは昨年も、楽曲「フォトグラフ」が盗作だとして著作権侵害で2000万ドルを求める訴訟を起こされ、和解している。(ロサンゼルス=千歳香奈子)