テレビ朝日の定例社長会見が3日、東京・六本木の同局で行われ、角南源五社長(61)が出席した。

 同局の女性記者が福田淳一前財務事務次官からセクハラを受けたとされる問題に関連し、当該社員とセクハラの報告を受けた上司の処分について「社内の就業規則に基づく処分は行わない」とした。

 処分しない理由について、女性社員からセクハラの報告を受けた上司は「情報共有について十分に考えが及んでおらず、セクハラを隠蔽(いんぺい)する意思はなかった」「情報共有ができなかったことを反省している」と説明。また、女性記者については「週刊誌への音声データの提供は、公益目的でセクハラの事実を訴えたもの」「音声データに含まれていた内容がセクハラに関連する部分に限られている」として処分はしないとした。