吉沢亮(24)が12日、東京・六本木のテレビ東京で、13日スタートの同局系連続ドラマ「GIVER 復讐の贈与者」(金曜0時12分)の会見に、共演の森川葵(23)と出席した。

 日野草氏の同名小説シリーズをドラマ化した。“復しゅう”をテーマに、報復する側とされる側の人間模様を描く。映画「孤高の遠吠」「全員死刑」を手掛けた27歳の小林夕貴氏が、初めてドラマの監督に挑戦する。

 吉沢は“復しゅう代行”を行う感情が欠落した青年、義波(ぎば)を演じる。放送枠の「ドラマ24」は、「孤独のグルメ」「勇者ヨシヒコ」など同局の看板ドラマが放送されてきた。同枠について、吉沢は「挑戦的なイメージがある。ヨシヒコが大好きなので、同じ枠ですげーうれしい」と満面の笑みを見せた。代行組織の創設者を演じる森川は、オファーについて「自分の役というより、吉沢さんと小林監督のタッグを見てみたかった」。メイン監督を務める小林氏は、取材陣に睨みを利かせながら登場。「頭張らせてもらって、7話分監督します!」とユーモアたっぷりに意気込みを語った。

 吉沢は14日スタートの日本テレビ系ドラマ「サバイバルウェディング」(土曜午後10時)にも出演し、対称的な爽やかサラリーマンを演じる。演じ分けについて聞かれると、「イケメンと人殺しの役なので、意識はしてません」と苦笑い。「セリフを覚えるのが大変なくらいで、『GIVER』の中でどう演じようかと考えることが楽しい」と話した。

 同局ドラマ「下北沢ダイハード」など、これまでにも共演経験のある2人。お互いの印象について聞かれると、森川は「前回(の共演)は全くしゃべらなかった」。今回の共演で距離が縮まったようで「話しやすくなりました。明るくなったのかな」と話すと、吉沢は「よかった。その頃は闇を抱えていたのかも知れません」と照れていた。