ゲームアプリ版「けものフレンズ」の世界を描いたオリジナルアニメ「ようこそジャパリパーク」の監督を務めることが決まったアニメクリエーターの春日森春木氏が、新たにアニメ「けもフレ」の監督を務めることについては否定した。

 テレビ東京のアニメ配信サービス「あにてれ」は18日に公式サイトを更新し、8月12日より「ようこそ-」を配信すると発表。同作については「2015年3月から2016年12月まで配信をされていたアプリ『けものフレンズ』の世界の物語です」と説明し、監督および脚本・編集などを担当することが発表された春日森氏も19日、自身のツイッターで「これはアニメ2期ではなく、たつき監督のアニメの前身となったネクソンのゲームストーリーの映像化で、けものフレンズの歴史を一度、復習してみる動画だと思っていただければ幸いです」とした。

 アニメ版「けもフレ」をめぐっては、監督を務めてきたたつき氏が昨年9月にツイッターで「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました」と降板を報告。たつき監督が所属する制作会社ヤオヨロズとアニメ製作委員会の間でトラブルが生じていたことも明らかになり、大きな騒動となっていた。

 春日森氏は、たつき監督の後任に関しては「アニメの2期についてはやるかどうかは聞かされていませんが、僕自身がたつき監督のような才能と実力を持ち合わせておりませんし、またスケジュール的にもお受けできませんので、もし仮に2期があったとしても僕が監督を務める事はございませんのでご安心ください」とキッパリ否定。「僕も2期のアニメを楽しみにしていますが、そのあたりは上の方々に託しています」とした。