タレントのミッツ・マングローブ(43)が、子どもをつくらない性的少数者(LGBT)を「生産性がない」などと指摘した自民党の杉田水脈(みお)衆院議員の発言を受け、心境を語った。

 ミッツは29日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」に出演。杉田議員が今月発売の月刊誌に寄稿したLGBTへの行政支援に疑問を呈する内容の文章について「怒るとか傷つくとか通り越してあきれちゃって、お粗末すぎて物が言えない」とため息をついた。

 「それでも何か言おうとするならば、まず、まだ差別も偏見もやっぱりあります、世の中には。そこを国会議員だったら冷静になってお考えいただいた方がいいんじゃないかな」とミッツ。「ただ、(LGBTの)当事者たちもそこを常に冷静さを保ちつつ、あんまり“弱者至上主義”みたいなものに陥り過ぎないようにしていなきゃいけない。追い風が吹いてるときって必ず逆風起こるんですよ、同じ分だけ。だからこの先も似たようなことが数々起きると思いますけど、そこで私たちは生産性がないと言われようとも粛々と生きているわけですから」と冷静に語ったが、最後に「ただ、こんな物分かりが良いこと言ってるのもアホらしくなるくらい、やっぱり心外ですよ。ふざけんなって」と嫌悪感をあらわにした