女優土屋太鳳(23)芳根京子(21)が30日、都内で、ダブル主演の映画「累-かさね-」(9月7日公開、佐藤祐市監督)の公開直前イベントに出席した。

芳根は容姿に劣等感を持つ女優累を、土屋は圧倒的な美を誇りながら、ある秘密が理由で才能を開花できない女優ニナを、それぞれ演じた。欲望や嫉妬が渦巻く間柄で、土屋は「向き合う瞬間に通う心というか、感じるものがある。向き合ったときのきょんちゃん(芳根)の爆発力がすごい。自分をはるかに超えた爆発力で、それに救われました」と明かした。一方の芳根は、土屋のトークをずっと笑顔で見つめ続け、佐藤監督から「ラブラブです」と突っ込まれていた。

壇上ではジョークで笑わせたが、同監督は最初に会った時に2人の覚悟を実感したという。「2人ともまっすぐな目をこちらに向けてくれた。これは生半可ではいけないなと思った。パワーしかもらわなかった。こいつはやる気だと思った」と、2人に触発されたことを明かしていた。

撮影時の気迫とは対照的に、この日の壇上の2人はほんわかムードそのものだった。高級焼き肉店の食事券をかけたゲーム対決3本勝負を行い、芳根が勝利。すると芳根は「今日の打ち上げに太鳳ちゃん、行きませんか?」とラブコールを送り、土屋も「行きたい!」と即答。佐藤監督も「2人で行って来い!」と「バカップル」ぶりに苦笑いしていた。