7人組ダンスボーカルユニット、DA PUMPが10日、東京・千代田区の東京国際フォーラムで、今年最後となるライブを行った。

約5000人のファンが総立ちで迎える中、幕開けの曲はもちろん、大ヒット曲「U.S.A.」だ。リーダーのISSA(39)は「今日は皆さんに感謝の気持ちを届けたい。楽しく最後まで行こう」と声を張り上げた。

ライブでは、なじみの曲「if…」「ごきげんだぜっ!」なども歌唱。ほかにも、ISSAのソロやダンサー6人によるパフォーマンスのコーナーもあり、盛りだくさんの約2時間で最後まで会場を盛り上げた。

「U.S.A.」は今年6月に発売。ユーロビートの乗りの良いサウンドと、顔の横で親指をクイッと動かす「いいねダンス」などのユニークさがうけて大旋風を巻き起こした。発売前からHKT48指原莉乃が「頭おかしくなりそうなくらい聴いてる」と絶賛。

渡辺直美やベッキーも反応し、発売から3日間でYouTubeの動画再生回数が100万回を突破した。この日までに8900万再生回数を超え、配信は55万ダウンロード、CD出荷は11万枚を上回るブレークぶりだ。

ライブ前に取材に応じたISSAは、02年以来、16年ぶりとなるNHK紅白歌合戦出場への思いを質問されると「12月25日以降のスケジュールは空けています」。現在のメンバーで、紅白出場経験があるのは自身だけなのを引き合いに「あの華やかな場所、みんなをそこに連れて行きたい。また、あの景色を一緒に見たい」と、夢舞台に立つことを願った。

紅白だけでなく、レコード大賞の優秀作品賞にも期待が膨らんでいる。22年目を迎え、新たな代表曲を得たDA PUMPが18年の最後まで音楽シーンをけん引しそうだ。