脳科学者の茂木健一郎氏(55)が、ドラマや映画のキャスティングについて「きちんともっとオーディションを」と訴えた。

オリエンタルラジオ中田敦彦(36)がテレビ業界から干されているとの報道など、芸能界におけるさまざまな問題に物申してきた茂木氏。24日には、本名の能年玲奈から改名した女優のんと所属事務所との関係をめぐる一部報道に触れ、「なぜ、アーティストの個性を尊重せずに、事務所という組織や、業界という同化圧力のかたまりの側に立った記事を書くのでしょう」と疑問を呈した。

その流れで茂木氏は、「日本の、ドラマ、映画関係者にお願いしたいのは、きちんともっとオーディションをしましょう、ということ。事務所や、既成の知名度に関係なく、ほんとうにその役にふさわしい役者さんを見つけること。有名無名に関係なく」と呼びかけ、「そうでないと、作品の質が最適化されず、なれ合いは結局みんなが不幸になる」と警鐘を鳴らした。