米ロサンゼルス郊外で8日に発生した山火事で避難をしている米歌手レディー・ガガ(32)が、11日に避難所を訪問してボランティアをしていたことが明らかになった。

ガガはSNSでマリブの自宅から避難したことを報告していた。

芸能情報サイトTMZによると、ガガは赤十字が運営する避難所を訪れ、被災者にギフトカードを渡したり、一緒に写真を撮ったり会話をするなどして激励。98歳の女性を元気づけるために歌う場面もあったという。

また、ガガはトランプ米大統領がSNSで山火事を巡って森林管理者に責任を転換する発言をしたことに対し、「前から分かっていたけど、あなたは自分以外の人のことには関心がない人なのね。大統領、カリフォルニアの人たちに思いやりを見せ、この国のために優しさの模範を示しなさい」と、ツイッターで大統領を叱責(しっせき)した。

ガガの自宅は現時点では無事だというが、12日までに歌手マイリー・サイラスと婚約者の俳優リアム・ヘムズワースの自宅が全焼した他、ジェラルド・バトラー、ロビン・シックら多くのセレブが自宅を失っている。

一方、カラバサスの自宅を離れて避難しているラップ歌手のカニエ・ウエストと妻でタレントのキム・カーダシアンは、6000万ドル(約66億円)の豪邸と近隣住民の家を守るため、自衛の消防団を雇ったとTMZが報じた。消防団の必死の放水などによって自宅は焼失を免れ、結果として近隣の多くの家にも飛び火することを防いだという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)