女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の4日に放送された第78話の平均視聴率が18・8%、5日放送の第79話が20・6%(ともに関東地区)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、釈放され1週間が経ち、萬平のところには新聞社の取材や活動家の旗頭になってほしいなどの申し込みが殺到していた。そんな時、神部が家にやってきた。理由はタカ(岸井ゆきの)の大阪大学への試験の合格を伝えに来た。また、同じ頃、織物業をしている大島勘一という男がやって来た。その男は池田で新しくつくる信用組合(金融機関)の理事長になってほしいとお願いにやって来た。戸惑う萬平や福子を前に、大島は信用組合の理事長には信用が第一、誰もが納得する人でなくてはならないと訴えた。いままで何も関係がなかった分野への打診に家族の意見もバラバラ。考え抜いた萬平は引き受けることを福子に告げると驚いた態度を見せた。そして後日、萬平は信一(大谷亮平)も一緒に経営に携わることを条件に引き受けることを大島に伝えた、という内容だった。