ファースト写真集「空気の色」(幻冬舎)が発売中の乃木坂46北野日奈子(22)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じた。昨年は休業から復帰し、メンバーや家族、スタッフからの愛を実感。写真集発売という夢もかなえた。2019年はズバリ、「愛を与える」1年にするつもりだ。

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写真集は、昨秋にスウェーデンで撮影。ストックホルムや、北極圏を訪れた。「太陽っぽいキャラだと言われるので、普段のイメージとは違う写真を見てほしいです」。ビキニ姿や、初のランジェリーショットも披露。「恥ずかしい、とかはなかったですけど、雪の上で下着の撮影をしたのは、さすがに寒かった」と笑った。

17年11月、療養に専念するため、当面の活動休止を発表、そのまま18年を迎えた。「思っていた以上に、心と体のバランスがいい具合にならなくて。新年早々、家族を泣かせてしまっていたりしました」。当時の心境を「簡単に言うと、自分のことが嫌いになってしまって、そこから、周りのことも嫌いになって、調子が合わなくなっていきました」と振り返った。

それでも、メンバーの星野みなみ(20)や、昨年7月に卒業した相楽伊織(21)から連日のように連絡がきた。「家族も応援してくれているし、やっぱり自分の中で乃木坂がすごく大きい存在だと感じて、だんだんと上向いていきました」。昨夏の全国ツアーで本格復帰。「ありきたりだけど、ちゃんと愛があるのが一番大事だと思いました。愛を与えるにしろ、もらうにしろ、乃木坂には愛があるから、つながっていられる。写真集という宝物もできました」と話した。

「乃木坂がずっと温かい場所であるように、乃木坂を守っていきたい。後輩たちにも、乃木坂が大事にしてきた軸を受け継いでいきたい。私から愛を与えられる1年にしたいです」

2019年は、持ち前の笑顔で、愛を振りまいていく。【横山慧】

◆北野日奈子(きたの・ひなこ)1996年(平8)7月17日、北海道生まれ。13年3月、乃木坂46に2期生として加入。愛称「きいちゃん」。14年4月のシングル「気づいたら片想い」で初めて選抜入り。158センチ。血液型O。