女優山口紗弥加(38)主演のフジテレビ系連続ドラマ「絶対正義」(土曜午後11時40分)の23日に放送された第4話の視聴率が25日、3・4%(ビデオリサーチ調べ、東京地区)と分かった。

初回から4・1、4・7、3・4%で前回と同じだった。

山口が演じるのは“最恐主婦”のヒロイン、正義のモンスター・高規範子。ひとつの間違いも犯さず、一切の過ちも許さず、法律のみを唯一の価値基準として生きる。その正義が再会した高校時代の5人のグループ、周囲の人々を翻弄(ほんろう)し、運命を狂わせていく。その恐怖を描く心理サスペンス。

第4話で、高規範子(山口紗弥加)に、不倫相手の本間亮治(神尾佑)がひた隠していた秘密、妻が植物状態で入院していることを知らされた石森麗香(田中みな実)。深く傷ついた麗香は、思わず彼をなじってしまう。また、不妊治療の結果がまたしても失敗に終わり傷心の理穂・ウイリアムズ(片瀬那奈)は、夫婦の問題にまで口を出す範子を罵倒し、範子をかばう夫のジョーイ(厚切りジェイソン)とも衝突してしまう。

その一方、やはり範子の行動によってジャーナリスト生命が断たれそうな今村和樹(桜井ユキ)は、なんとか取材協力者の岡本瞳(黒沢リコ)に訴訟をやめさせようと働きかけるが、相手はまったく耳を貸そうとしない。焦る和樹の前に、意外な人物が現れる。高校時代、範子の告発で失職させられた教師・矢沢剛志(水橋研二)だ。矢沢の助けによって和樹は瞳を説得することに成功、窮地を脱する。

安堵(あんど)する和樹に、矢沢は「高規範子・被害者の会」の代表をしていると話し、「あいつは知るべきだ、本当の正義を」とつぶやく。続いて麗香の元にも現れた矢沢は、亮治の義母との関係を取り持ち、かつての教え子たちの信頼を勝ち取る。そんな矢沢は麗香に「1つだけ頼みを聞いてくれ」と告げる。同じ頃、範子は、和樹の顧問弁護士や謎の老人に会っていた。