3月26日に亡くなった歌手萩原健一さん(享年68)が、同9日に死を覚悟した映像をNHK関係者に託していたことが3日、明らかになった。

萩原さんは10万人に1人ともいわれる悪性腫瘍・GIST(消化管間質腫瘍)で、11年から8年にわたり闘病していた。妻のモデル冨田リカ(57)など、ごく身近な人間以外には重病であることは知らせず、芸能活動を続けてきた。

萩原さんは、同25日に救急車で緊急搬送され、26日に亡くなった。その死の17日前に、8年間にわたる闘病の日々を記録した映像をNHK関係者に渡していた。53時間に及ぶ映像には、死を意識していた萩原さんの“最期の日々”が記録されている。

NHKでは4日午後10時から「クローズアップ現代 独自映像“ショーケン”最期の日々」と題して放送する。