演歌歌手小林幸子(65)が台北国際会議センターで、芸能生活55周年記念のコンサートを行った。

2010年、13年に続く3度目の台湾公演。令和になってからの初仕事を「観光親善大使」を務める思い出の地でスタートを切った。

ヒット曲「おもいで酒」「とまり木」などがカバーされ、カラオケでも歌われるなど小林の台湾での人気は根強い。そこに拍車をかけたのが、09年の紅白歌合戦で披露した巨大衣装「メガ幸子」が、台湾などで信仰されている、道教における航海の女神「媽祖(マーズ)」と似ていたことだった。翌年に台湾を訪れた際には、両手を合わせて拝む人が続出。事情を知らない小林はすごく驚いていた。今回の訪台でも、小林と媽祖のことを話題にする人がいた。