高須クリニックの高須克弥院長(74)が、立憲民主党会派の小西洋之参院議員のツイッターでの発言を不満として、刑事告訴する可能性を示唆した。

高須氏は13日に更新したツイッターで、丸山穂高衆院議員が北方領土問題の解決手段として「戦争」と武力に言及した問題に、「北方四島は日本領なんだから『奪回防衛実効支配』と表現すべきですね。自説は、国会で堂々と発言してください。日本は民主主義国家です。丸山議員は憲法が守ってくれます」とコメントした。

この発言を問題視した小西議員が14日にツイッターで「『戦争』発言は『武力行使の放棄』を定めた9条違反であり、平和的解決を定めた日ソ共同宣言違反である。高須氏をCMに登場させることは法令尊重、国際親善等を定めた民放連放送基準に抵触するのではないか」と異議を唱えた。

これに対し高須氏は「言葉狩りしかできない議員さんの発想はお笑いレベル 僕は『戦争』って単語は使ってません。僕の発言に何か問題でも?」と反論。さらに「『僕はあなたの考えには反対だが、あなたの発言する自由は全力で守る』のが議会制民主主義だと思ってますが、違いますか?」と問いかけた。

また、高須氏は「国会議員の国会内での発言は免責です。現行憲法で保証されています。僕はこの岩盤をつき崩そうと最高裁まで戦って負けました。僕は憲法改正を望みます」と、国民民主党の大西健介衆院議員の発言に名誉を傷つけられたとして起こした訴訟で敗訴した経験を引き合いに出し、「大西議員と異なり、小西議員の場合は国会外での発言だから刑事告発できるかもしれないな。やってみようかな。なう」とした。