新元号をタイトルにつけた「第1回ザ・令和ライブ」が16日、東京・渋谷区の古賀政男音楽博物館けやきホールで開催された。

「昭和」は歌謡曲が全盛で、「平成」は音楽ジャンルが多様化した。どんな時代にも、歌は老若男女を楽しませるだけでなく、励まし、勇気づけ、それぞれの人生、生活に寄り添うものでなくてはならない。「令和」という新時代に、そんな「日本人の心の歌」にあらためてスポットを当てようと、同ライブが企画された。

記念すべき第1回には、昨年末のNHK紅白歌合戦に初出場した4人組歌謡コーラスグループ純烈(日本クラウン)を始め、女性ボーカリストKANA(テイチク)、デビュー6年目の工藤あやの(徳間ジャパン)、平成最後のニューフェースとして2月にデビューした門松みゆき(日本コロムビア)が出演した。

手作り感あふれるライブで、各歌手がオリジナル曲だけでなく、往年のヒット曲をカバーしたり、純烈のメンバーと女性歌手がデュエットするなど、第1回ながら満員となった会場を沸かせた。特に工藤が純烈の酒井一圭と小田井涼平の2人を相手に名曲「北空港」をデュエットした際、2人をコミカルにあしらう工藤のパフォーマンスに笑いと大きな拍手が起こった。

純烈は「純烈のハッピーバースデー」、KANAは「ドライな貴方を飲みほして」、工藤は「恋微熱JIN JIN JIN」、門松は「みちのく望郷歌」と、それぞれの最新曲も披露した。

第2回は7月18日に同所で開催され、北川大介(日本クラウン)、西山ひとみ(テイチク)、出光仁美(日本コロムビア)、寺本圭佑(ユニバーサル)が出演する。その後も2カ月に1回のペースで開催される予定という。【笹森文彦】