4人組ロックバンドKANA-BOONは13日、公式ホームページで、ベースの飯田(めしだ)祐馬(28)が音信不通状態のため、15日に東京・Zeppダイバーシティで開催予定だった企画ライブの中止を発表した。

発表によると、今月5日から連絡が取れていないとし、「あらゆる手段を講じてコンタクトをとろうとしておりますが、現在まで音信不通の状態が続いております」とした。家族から警察に捜索願が提出されているという。

15日のライブはデビュー5周年企画の締めくくりでもあり、「皆様にこのようなご報告をしなければならないことを、メンバー、スタッフ一同、大変心苦しく感じております。改めてこの度は、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます」とした。

飯田は17年2月、清水富美加から改名した女優千眼美子が、かつて飯田と不倫関係にあったことを暴露。すでに関係は解消していたが「清水さんに対する自分の気持ちを断ち切ることができず、妻との離婚をほのめかしつつ、16年1月まで交際関係を続けてしまいました」と謝罪したこともあった。

同バンドは、大阪・堺出身のボーカル兼ギター谷口鮪、ギター古賀隼斗、ドラムス小泉貴裕、ベース飯田による4人組。08年に結成され、インディーズ時代のシングル「ないものねだり」がヒット。13年にシングル「盛者必衰の理、お断り」でメジャーデビュー。20代を中心に支持を集める。メロディー、歌詞ともキャッチーで覚えやすく踊れるロックとして人気。音楽フェスにも多数出演してきた。