29日に放送された沢口靖子(53)主演テレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)第15回の平均視聴率が11・0%(関東地区)だったことが30日、ビデオリサーチの調べで分かった。

99年10月期にスタートした人気ドラマの最新シリーズ。開局60周年と番組の放送開始20周年を記念し、20年3月まで1年間通年放送される。今回から夏シーズンがスタートした。

第15話のゲストは森口瑶子、少路勇介、仲村瑠璃亜、戸井勝海。“ぬか漬けの女神”として有名な料理研究家・森本雪絵(森口)の夫で、雪絵の所属事務所社長・純一(戸井)がオフィスで殺害されていた。

榊マリコ(沢口)らが鑑定したところ、死因は後頭部を丸い形状の凶器で殴打されたことによる脳挫傷で、胃にはニンジン、ミニトマト、ズッキーニのぬか漬けが残っていた。

夫の死を知らされても雪絵は顔色ひとつ変えないばかりか、純一が最後に食べたぬか漬けは自分が作ったものではないと主張する。雪絵は、ぬか床の管理を徹底するため純一の実家である古民家に暮らしており、夫とは別居中。ここ数日間は顔を合わせてもいないという。

ぬか漬けは発酵食であるため、同じ材料、工程で作ったとしてもかき混ぜる人間の手に付いた微生物によって違う味に変化すると聞いたマリコ。ぬか床の微生物の組成比から犯人を特定できるのではないかと思い付き、社員たちがそれぞれ管理する「マイぬか床」の調査を開始する。