吉本興業は30日夜、京都市と同社の契約に基づき、同社所属のお笑いコンビ「ミキ」が、市の施策を投稿したツイッターについて、「ステルスマーケティング(ステマ)には当たらないものと考えております」との見解を発表した。

この日夜、報道各社に書面を送付した。

書面によると、同社は京都国際映画祭と関連して「17年度(伝統産業の日2018のPR)、18年度(京都市重要施策のPR)に京都市から委託を受けてPR業務を実施しました」と説明した。

このうち、昨年秋にミキがツイッターで京都市営地下鉄、ふるさと納税、コラボポスターなどのPRツイートをそれぞれ2回ずつ発信したとし、これについて「この際、ハッシュタグに♯京都市盛り上げ隊、♯京都国際映画祭2018、♯コラボポスター、♯京都市営地下鉄、♯京都市ふるさと納税と明記している」と主張。

このため「京都市との連携を示すタグ表示、及び、その活動の周知により、今回のツイートが京都市のためのプロモーション業務であることは世間一般にご理解いただけるものと考えております」とした。

ミキのSNS発信について、ステマには該当しないとの見解を表明した一方で、今後については「世間の皆さまに対し、より誤解のない方法でのプロモーションの在り方については、常に考慮して実施してまいります」とした。