吉本興業が笑顔で人々を幸せにする女性を発掘するオーディション「美笑女グランプリ」の最終審査が16日、クール・ジャパン・パーク大阪TTホールで行われ、大阪出身の高校2年生、高野渚さん(17)が初代グランプリに輝き、応募総数2307人の頂点に立った。

特別審査員を務めるお笑いコンビ、品川庄司の品川祐(47)からグランプリが発表された。高野さんは「すごいびっくりしてます。素直にうれしい。8月末から始まって、あっという間でした。この2カ月ですごい成長できた」と喜んだ。自己PRタイムでは、舞台に出てひと言も話すことなくクールなダンスを披露した。

品川は「すべてにおいてパフォーマンスが高い。みんなが楽しめる女性になるんじゃないかと全員一致で決まった」と明かした。

高野さんはの将来の夢は「人に感動を与えられるような女優になること」だという。グランプリを受賞し「女優業を頑張りたいし、いろんなジャンルの仕事にも挑戦したい」と意気込んだ。憧れの女優は杉咲花(22)と二階堂ふみ(25)だという。

今後は吉本グループに所属し、品川が監督を務めるドラマへの出演が決まった。

今イベントのMCを務めたアキナの秋山賢太(36)は「芸人には近づかない方がいい」。応援サポーターを務めたNON STYLE井上裕介(39)は「こわもて社員には近づくな。ニヤニヤして寄ってくる人はよくないことを言ってくる」と吉本興業の先輩としてアドバイスを送った。

MCアシスタントのNMB48渋谷凪咲(23)は「これから緊張すると思うけど、緊張してもろくなことが起こらない」とエールを送り、笑わせた。