吉本新喜劇のタイ公演「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年それがどうした!~inタイ」が15日、バンコクのタイ文化センターで1200人を集めて行われた。

川畑泰史、すっちーの2座長が共演。川畑の登場時に行う顔芸“カーッ”や、すっちーと吉田裕による“ちくびドリル”などの定番のギャグで会場を笑いの渦に巻き込んだ。他に島田一の介、松浦真也ら新喜劇のメンバーに加え、タイ住みます芸人のあっぱれコイズミ、はなずみ、Tの極みらが出演した。

川畑は「47都道府県と5カ国を回らせていただいたことが、僕らが新喜劇に入った時には考えられなかったので、信じられない気持ちです。自分が良く頑張ってきたなというよりは、先輩方が残してくれたものと、若手が突き上げてきてくれたものがうまく融合できた結果かなと思います」。

すっちーは「ツアーが終わってほっとしています。3月にツアーが始まった時は終わらないんじゃないかと思っていましたが、終わってみたらもっと回れるなと(笑い)。最後がタイ公演でしたが、お客さんが子供からお年寄りまで幅広い層にきていただけたので、吉本新喜劇の一番の魅力である誰にでも笑ってもらうという事が、ツアーの集大成として見せられて良かったです。日本ではどこでもチャンネルを合わせれば見られるという全国放送していけるようにしていきたいですし、今回ツアーで行かせていただいたシンガポール、上海、マレーシア、インドネシア、タイでも放送していただけるよう頑張っていきたいです。あと、今後はこのような長距離移動が伴うツアーの場合は、痔(じ)でやられるので強い肛門を作って挑んでいきたいと思います(笑い)」と話した。

1959年(昭34)3月1日に、大阪・うめだ花月劇場がオープンと同時に誕生した吉本新喜劇は、今年60周年。記念の「吉本新喜劇ワールドツアー~60周年それがどうした!~」は、3月28日(木)の東京公演から日本全国47都道府県93公演で約14万人を動員した。先月スタートした海外公演ではシンガポール、中国・上海、マレーシア、インドネシア、タイを周り、この日に千秋楽を迎えた。アジアの5カ国8公演で5200人を動員した。