36年連続42回目出場となる石川さゆり(61)が、「津軽海峡・冬景色」を歌った。

石川が「大好き」と公言する蒸気機関車(SL)の出発音で曲が始まり、雪の降る映像をバックに、ステージ後方から前に歩き、スポットライトを浴びて歌い出した。2度目を歌い終えると納得した表情でトークの打ち合わせに向かった。

これまで何度も「津軽海峡・冬景色」を紅白で披露してきたが、令和という新元号に合わせてアレンジした。「新しい時代の夜明けなので、出発といったイメージです」と語った。バックの映像について「NHKさんはすごい。最近の映像、AIなどはすごいが、それに人の出すエネルギーを絡ませながらやっていけたら」と独自の視点で意気込みを語った。

昭和、平成、令和と3元号の時代にまたがって紅白に出場する。「10代の頃から出させていただいて、年末の歌い納めという感じです。幸せですね。決して当たり前なことではないので」と喜びを語った。

ビートたけし出場直後の出番であることについて「懐かしいですね。昔一緒にステージに立ってたので」と楽しみそうな表情を浮かべた。