秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントの前田悠雅(21)福島雪菜(21)岡田帆乃佳(23)が16日、日刊スポーツのインタビューに応じ、2020年の飛躍を誓った。

1月30日に劇団「柿喰う客」とのコラボ公演「学芸会レーベル/アセリ教育」(東京・DDD青山クロスシアター)が初日を迎える。

他劇団とのコラボに、岡田は「なかなかこんなにイケメンたちに囲まれることはないです」と笑う。前田も「イケメンがそばにいることって、やっぱりお肌の“つや感”的に大事ですね。今の現場はすごくすてきです」と続くと、福島から「イケメンを加湿器扱いしないで!」とツッコまれ、3人で笑った。アイドルグループが多い秋元氏プロデュースの中でも、劇団という独自の立ち位置。枠にとらわれない発言も特長だ。

大人気の乃木坂46はじめ「坂道」グループやAKB48の姿を見て、刺激を受ける。前田は「レコード大賞や紅白歌合戦に出ている秋元さんプロデュースのアイドルさんたちを見て、感動すると同時に、すごく悔しかった。劇団にも楽曲とパフォーマンスがあるし、戦える部分もあると思う」と力を込めた。福島も「劇団って時間がかかるかもしれないけど、着実に技量を上げたい」、岡田も「絶対交わらないような強い個性では負けていないと思う。ハングリー精神を忘れずに頑張ります!」と誓った。【横山慧】

○…劇団4ドル50セント湯川玲菜(18)らが16日、都内で、自主制作映画「ヒマジンノジカン」の上映イベントに出席した。上映中に湯川がその場に登場し、この日のために2カ月練習したというギターの弾き語りを披露した。監督・脚本を務めた久道成光(26)は「映画から飛び出して来た、みたいなのを作れば、自分たちにしかできないことだと思いました」と話した。

◆劇団4ドル50セント 17年8月23日に結成。男女22人の演劇集団。60年代に活躍した米歌手ジャニス・ジョプリンが死去した際に握っていたという金額が名前の由来。通称「ドルセン」。