ロンドンブーツ1号2号が30日、東京・表参道のwall&wallで復活ライブ「family」を行った。会場は昨年7月20日に田村亮(48)が雨上がり決死隊・宮迫博之(49)と会見して、吉本興業を涙ながらに「ファミリーなのに」と糾弾したのと同じ場所。ライブ名をあえて「family」とした。全席70名のチケットは発売と当時に完売した。

午後5時半、時間通りに始まったライブは、まず田村淳(46)が登場して、拍手や掛け声の練習。5分ほど練習して、70人の観客に大きな拍手で迎えられ「亮~」「待ってたよ~」「ヒュー」と声を掛けられた亮は、涙ぐみはなをすすり上げた。ここで、いったん“ティッシュタイム”を入れて、ティッシュで涙を拭いた亮があらためて登場。

この日、亮は金髪に「NOW REBORN(生まれ変わった) LONBOO」とロゴの入った白のTシャツ、淳は原点に戻る意味を込めた赤髪に同じロゴの黒のTシャツ姿。

2人で謹慎中の様子を語り、ライブ後の会見に備えて客席から質問を募集して想定問答を行った。会場後方では、ロンブーがレギュラーを務めているテレビ朝日系「ロンドンハーツ」の加地倫三プロデューサーも見守った。

亮の復帰のために、昨年11月1日に株式会社LONDONBOOTS(L社)を設立。L社の社長の淳は「これから、いろいろなところにゴリゴリ亮を売り込んでいきます」。亮は「待ってくれてありがとう、感謝しています。これからロンドンブーツ1号2号が新しい姿を見せられるように頑張ります」と話し、会場出口で観客1人1人と握手して、自ら「家族」と書いた習字を手渡した。

昨年6月に発覚した反社会勢力との闇営業問題で、亮は当初、宮迫らとともにギャラの受け取りを否定したが、その後ギャラの受け取りが明らかになり謹慎処分となった。早期の会見で真実を発表することを望んだ亮、宮迫サイドと吉本興業が対立。吉本興業は同7月19日に宮迫の契約解消を発表。亮は、そのまま謹慎を続けていた。

ロンドンブーツは、復活に向けて昨年11月にL社を設立。今月10日に亮の謹慎解消が、吉本興業から発表された。今後はL社が吉本興業と専属エージェント契約を結び、亮はL社の所属タレントとして所属する。淳は、吉本興業所属のままで活動する。