市川海老蔵(42)の東京歌舞伎座での13代目市川團十郎白猿襲名披露興行狂言が7日、発表された。

5月は昼の部「勧進帳」の弁慶、夜の部「口上」「助六由縁江戸桜」の助六、6月は昼の部「口上」「暫」の鎌倉権五郎、夜の部「勧進帳」の弁慶、7月は3部制で1部「押戻し」の大館佐馬五郎、「男伊達花廓」の五郎蔵、2部「山姥」の山樵斧蔵、「景清」の景清、3部「助六」の助六。また、8代目市川新之助を襲名する堀越勸玄くん(6)の初舞台狂言は6月「外郎売」の曽我五郎、7月「山姥」の怪童丸となる。

海老蔵は「市川宗家として『勧進帳』『助六』、そして歌舞伎十八番の『暫』は外せない。『外郎売』はせがれ1人でやってもらう。ハードルは高いけれど、新之助の演目にしてほしい」。父12代目團十郎、妻の小林麻央さんのいない襲名について「心細い。1人で頑張っても、どうにもならないことがある」と話した。単独での「外郎売」出演を質問された勸玄くんは「結構難しいと思います」と答えていた。