松竹芸能を退所したお笑いコンビTKOの木下隆行(48)が7日、ユーチューブチャンネルに「皆様からのお叱りコメントを真摯に受け止めてさせて頂きます。」と題した第3弾の動画をアップした。その中で、フジテレビ系で5日に放送された、ダウンタウン松本人志(56)がコメンテーターを務める「ワイドナショー」(日曜午前10時)に出演した経緯や、指原莉乃らから受けた、批判への思いを語った。

木下は昨年秋に一部週刊誌で後輩芸人へのパワハラ疑惑が報じられ、3月15日に松竹芸能からの退所を発表。4月1日にYouTubeチャンネルを開設した。「ワイドナショー」への出演は、収録前日に松本から電話があり「別にお前が出たくなかったら出なくて良いよ」と言われたと明かした。その上で「テレビというツールで皆様の本音で話を聞いてもらいたい、少しでも思いが伝わるならば、という思いで出させてもらいました」と出演した理由を説明した。

その上で、番組内で指原莉乃から「Youtube動画の1発目で、謝罪動画を出して再生回数、登録者数を伸ばそうとしているように見える」と言われたことが「僕の中に刺さっている」と語った。木下は「本当に、そう思われても、おかしくないことをしてしまったんだなと反省しました。おっしゃるとおりです。確かに、そういう風に映ってしまっているなということ」と反省した。

その上で「スタッフと話しまして、その数字、その回数は、収益化の数字には持っていかない。また0から、1から、我々が発信する動画の回数を、いずれ収益化に持って行きたいと思っております」と、謝罪動画で収益は上げないようにすると約束。「今までの視聴回数は1回、リセットしたところから、1からの状態でスタートします。収益化をしないという形に出来ないのは本音。1からの状態で収益が出来るように頑張ります」と繰り返した。

木下は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、安倍晋三首相が緊急事態宣言を発令したタイミングでの動画の公開に「このタイミングで、申し訳ありません」と謝罪。その上で「非常事態宣言が出るか出ないかという日なんですけども、皆さん、家で自粛する方も多いと思います。(自粛で)スタッフさんも出てこられないので。僕1人でREC(録音ボタン)を押して、コメントとか読んで皆さんと向き合ったり出来たらいいな思います」と語った。

そして「これから僕はここで戦っていくんだということで、なめてかかったらバレると思います。これからは本音で、真っすぐに、正直にやっていきたいと思います」と、Youtubeの世界で勝負していく固い決意を口にした。