フリーアナウンサー赤江珠緒(45)が16日、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒たまむすび」(月~金曜午後1時)にメッセージを寄せ、夫が新型コロナウイルスに感染したと報告した。その中で「PCR検査で陰性、回復の状況がしっかり確認されれば、今度はその人が社会に戻って、社会を回していけるというような世間の理解が、どの程度あるのだろうか?」と、世の中に問題を提起した。

赤江は「ウイルスを警戒して、きちんと恐れて、感染者を増やさないことと同時に、このウイルスと、ある程度、共存していく社会の理解が育まれなければ、この病との戦いはますます厳しくなっていく気がしてなりません」と訴えた。その上で「コロナを忌み、嫌う余り、本来の致死力以上の怖さを、この病に与えてしまってはいけないのでは? そんなことを考えました」と思いを吐露した。

また赤江は「わが家の場合、親が共倒れになった場合の、子供の面倒は誰が見るのという問題があります」と、2歳の娘の養育に関する問題、不安をつづった。

「ともに陽性だった場合、母子ともに同室で40度近い熱の上がり下がりの中で、おむつを替えたり、具合が悪くなく遊び回りたい、まだ病気のことなど理解できない子供と、同室で果たして療養できるのか? これに関しては情報もなく、まだ解決策も思い付いていません」

赤江は「4月15日深夜時点での、私なりに感じたり考えたことです。私の体調は? と言いますと、連日の激変の生活に多少の疲れはあって、残念ながら万全とは言えませんが、今のところ子供を寝かしつけてから、この手紙を書くくらいの余力はあります。これ以降は、保健所の方と相談しながら進めて参ります」とした。

赤江はメッセージの最後に「あとは月並みなことしか言えませんが、踏ん張って参ります。『たまむすび』なのに明るい内容じゃなくて、面白いことも1つも言えなくてすみません」とつづった。