テレビ東京は25日、新型コロナウイルス対策として推し進めた在宅勤務を発展させ、今後は出社率50%を目安にした新しい働き方「リモート50」に移行すると発表した。

新型コロナの感染拡大を受け、同局はキー局の中でもいち早く従業員の在宅勤務化に着手。4月21日以降は出社率を2割とするBCP(事業継続計画)を継続してきた。

この2カ月間で進めてきた在宅勤務やオンライン会議などの経験を元に、今後は「勤務日は出社にこだわらず、各人が業務に合わせてフレックスタイムや在宅勤務を利用して成果を上げていきます」と説明。在宅勤務についても運用の制度を緩和し、出社率は50%を目安にする。

「リモート50」の狙いには「<1>新型コロナウイルスの感染が拡大する『第2波』に、いつでも対応できる体制を維持する」「<2>社屋内の3密を避けて、感染リスクを回避する」「<3>フレックスタイムや在宅勤務により出退勤時の交通機関の混雑を避ける」「<4>次の時代につながるそれぞれの業務内容や事情に合わせた働き方を実践することで、より効率よくクリエーティブ仕事を実現する」の4つを挙げた。

同局は「これからもウイルス感染拡大防止を最優先に考えて、新しい日常への対応を進めてまいります」とした。