米サッカー女子プロリーグ(NWSL)が21日、ロサンゼルスに米女優ナタリー・ポートマン(39)らセレブがオーナーの新チームを設立することを発表した。チームの正式名はまだ決まっていないというが、ロサンゼルスを本拠地とする新チームは2022年に発足する予定だという。

チームの設立者にはポートマンのほか、女優ジェニファー・ガーナー、エヴァ・ロンゴリアらハリウッドセレブや、女子テニス界のスター選手セリーナ・ウィリアムズと2歳になる娘アレクシス・オリンピアちゃんも名を連ねているという。また、元女子サッカー米国代表アビー・ワンバックら14人の元選手も共同オーナーの一員と、報じられている。

NWSLは2012年に設立され、13年に8チームでシーズンが開幕。新チームはリーグの11番目のチームとなる。ロサンゼルス・タイムズ紙はメジャーリーグサッカーのロサンゼルス・ギャラクシーと本拠地やトレーニング施設を共有する可能性があると伝えている。

設立メンバーとオーナーの過半数を女性が占める初のプロチームとなることを受け、ポートマンは「素晴らしい人々とともにロサンゼルスにチームを設立することができ、胸を躍らせています。勝てるチームをつくるだけでなく、ファンに愛されるチームづくりを目指します。コミュニティーとプロスポーツの世界の両方において、女性アスリートに具体的な変化をもたらす力となります」と、声明を発表した。

セクハラ撲滅運動「Time'sUp」のメンバーとしても活躍するポートマンやガーナーは、以前からサッカー界の男女の賃金格差問題に取り組んでおり、平等賃金を求めて訴訟を起こした女子選手たちを支援していた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)