浜中文一(32)が、このほど東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで行われた、主演舞台「スケリグ」(同所で16日まで)の公開稽古に出席した。

19年1月に上演された舞台を再演する。イギリスの同名児童文学が原作で、浜中は背中に羽の生えた謎のキャラクター、スケリグを演じる。初演からわずか1年後に再演が決定し、「すぐやん!そんなにすぐ? という感覚でした」と驚きつつも喜んだ。

ウェブ会議ツール「Zoom」を使って台本の読み合わせをし、稽古時間は初演の半分ほどという。本番では飛まつに配慮し、口元を隠すフェースガードを着用して演技する。コロナ禍真っただ中で幕が上がるが、金子昇(45)は「どうなるかは未知数。奇跡が起きてほしい」と閉幕まで無事に完走することを祈願。浜中も「いろんな思いがある中、見に来てくれる人には感謝しかないです。ストレスなく安心してゆっくり見られるように、精いっぱいやります」と意気込んだ。

劇中ではスケリグのほか7~8役をこなす。赤ちゃんの泣き声も担当するが、浜中は「着替えとか、カツラをやりながら『オギャー』とやってます」と舞台裏の苦労を明かして笑った。

瀬戸カトリーヌ、演出のウォーリー木下氏も出席。