横浜流星(24)が8日、青学大で行われた特別授業で、吉高由里子(32)とともに特別講師となった。主演映画「きみの瞳が問いかけている」(三木孝浩監督、10月23日公開)のプロモーションの一環で「『きみのめ』特別授業in青山祭」と題し、コミュニケーション論の佐藤達郎教授を講師に迎え、作品から考える「人が人を想うこととは?」をテーマに講演を行った。

横浜は、男子学生から「横浜さんのようにカッコよくなるには?」などと聞かれると「分かんないですね~! 僕はかっこいい人間ではないし、本当にポンコツでどんくさいので」と苦笑い。吉高から「でも貫くよね?」と突っ込まれると「明確に目標を作って、その目標に対して諦めずに達成できるように続けることが大切だと思って生きています。1つのことに集中して、目標を達成するために続ける。続けることは自分の大きな力になる」と力を込めた。

その上で、2つの進路に悩む学生に対し、高校3年生の頃に大学進学、格闘技、俳優業と3つの進路で悩んだことを明かし「自分のやりたいことを考えた時に、それが芝居でした。親に相談したら『自分のやりたい道に進めばいい』と言ってくれたので、今ここにいます」と、しみじみと語った。そして「いろいろと迷って、どっちもやるのもそうだし、やりたい道に進めばいい」と学生の背中を優しく押した。吉高は「迷っているならば両方やっちゃえ! と思う」とアドバイスを送った。

横浜は、学生から「二十歳のうちにやっておいた方がいいことは?」と聞かれると「いろいろなことに悩んで失敗して経験をたくさん積んで人生を豊かにして欲しい」と呼び掛けた。その上で「仕事を始めると友人に会える機会も少なくなる。学生の今だからこそ勉強したり、友達を大切にしたり、大学生活を満喫して欲しい」と自身の現状を踏まえて語った。

特別授業の最後に、吉高は「大学生の皆さんとお話しする機会は珍しいので、皆さんの夢や希望、不安をたくさん感じることができました」と語った。横浜も「すてきな時間を共有できてうれしいです。しかもみなさんとは歳が近いので楽しかった。みなさんの相談を聞いて、考えさせられた。僕も勉強になりました」と満面の笑みを浮かべた。