歌舞伎座「十月大歌舞伎」の「双蝶々曲輪日記 角力場」に出演中の歌舞伎俳優松本白鸚(78)と女優木村多江(49)が、20日午後8時開始のオンライントーク企画「歌舞伎家話」に登場する。

このほど、歌舞伎座が見える「日本料理ほうおう」で収録された対談内容が一部明らかになった。

木村は日本舞踊松本流の師範資格を持ち、白鸚の長女で女優松本紀保(49)とも同窓生という縁があることから実現した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、白鸚は9カ月ぶりの舞台に立っている。現在も客席を半分以下にし、完全入れ替えの4部制にするなど、さまざまな感染対策が取られている。白鸚は「お芝居そのものは変わらないですね。熱があって、あったかくて、やっぱり血の通ったお芝居を、こういう時だからこそしなきゃいけない」と語った。

白鸚に、なぜ女優になったのかを聞かれた木村が「気持ちをお芝居ではき出すことで楽になる。女優さんになりたいというより、それがないとうまく生きられないという感覚」と語る場面も。

配信はイープラスStreaming+で、料金2000円。歌舞伎座「十月大歌舞伎」の千秋楽、27日午後11時までアーカイブ視聴できる。