NHK連続テレビ小説「エール」(月~土曜、午前8時)の16日に放送された第111回の平均視聴率が19・9%(関東地区)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。 

同作から土曜の内容は1週間を振り返る形となっている。最高視聴率は第37回の22・1%。

主演は窪田正孝、ヒロインに二階堂ふみ。物語は高校野球の「栄冠は君に輝く」や、阪神タイガース応援歌「六甲おろし」などで知られる数々の名曲を手掛けた作曲家古関裕而氏とその妻をモデルにした、音楽とともに生きた夫婦の物語。

主題歌「星影のエール」をGReeeeNが歌う。朝ドラ初の4K撮影で窪田&二階堂のタイトルバック映像にも、その美しい風景が使われている。

あらすじは、昭和27年4月。伝説的ラジオドラマとして語り継がれることになる池田(北村有起哉)の作品「君の名は」の放送が始まる。何度もすれ違う真知子と春樹に、日本中が熱狂することになるこの作品。当初、池田の想定は全くそうではなく、3家族を並行して描く画期的な社会派ドラマをめざしていたのだった。状況に対応してギリギリに仕上がる池田の台本に裕一(窪田正孝)が曲をつけたこのドラマは大人気となる。男女は会いにいくけどすれ違う、会わない恋愛ドラマだった。当初は1年の予定だったが人気が出てもう1年続いた。そして看護学校に通っていた華(古川琴音)は、看護婦になった。

「君の名は」で音響効果を担当する春日部役としてバナナマン日村勇紀が出演。日村は土曜に「エール」1週間を振り返り、ナビゲートしているが、本編にも出演となった。