内藤剛志(65)主演のテレビ東京系単発ドラマシリーズ「強行犯係 樋口顕」が、来年1月期に連続ドラマ「今野敏サスペンス 警視庁強行犯係 樋口顕」(金曜午後8時)として放送されることが23日、分かった。

17年続く同局の人気シリーズが、満を持して連ドラ化する。

今野敏氏の同名警察小説が原作で、内藤は捜査一課警部・樋口顕を演じる。テレビ朝日系「警視庁・捜査一課長」ではリーダーシップ満点の課長を演じるが、今作では家庭と仕事のはざまで葛藤しながら、愚直に事件に向き合う刑事を熱演。令和に入りわずか約2年間で、「捜査一課長」など各作品の中で、計192人に聞き込み捜査をしたという“刑事ドラマのスペシャリスト”が、人間味あふれる刑事像を見せる。

03年の第1弾からこれまでに8本が制作。このほど連ドラ化が決定し、内藤は「新たなチャレンジとしても、とても楽しみです!」と意気込む。シリーズ作に続き、同学年の佐野史郎(65)榎木孝明(64)も出演。ともに30年以上の間柄で「任せておけばいいという安心感があります」とし、「俳優同士としてお互いに意識もしてきた3人のいろんな味がプラスアルファでにじみ出てくれるといいなと日々思っています」と話す。

物語は「親子」「夫婦」「家族」など普遍的なテーマを扱う。内藤は「身近にあるものを改めて考えるきっかけになってもらえたら、スタッフ・キャスト含めて非常にうれしく思います」と話している。

最新作となる9作目のドラマスペシャル「鬼火 警視庁強行犯係・樋口顕」は12月14日午後8時放送。