「R-1ぐらんぷり2015」王者のじゅんいちダビッドソン(45)が25日、今回から「プロは芸歴10年以内」に規定が変わった「R-1グランプリ2021」について思いを語った。

この日、都内で男子円盤投げで24年のパリオリンピック(五輪)を目指す安藤夢(23)の胸スポンサーになったことを発表したじゅんいちは「R-1はピン芸人の楽しみ。なぜベテランが優勝するかというと、コンビ活動を経て解散して芸歴を重ねてたどり着く。腕力がついてきた芸人が優勝するもの」と話した。

自身も97年にお笑いコンビ「アパルチ」で芸人デビュー。解散して00年にお笑いコンビ「ミスマッチグルメ」を結成、11年に解散してピン芸人になった。さまざまなキャラクターを演じて試行錯誤の末にサッカー本田圭佑のそっくりさんネタで、芸歴19年目にR-1王者となった。

「みんな元々は漫才、コントをやっている。最初からピンでやるやつは変わっているから、10年以内で終わってしまいがち。10年以降にコンビを解散して、力をつけてR-1で活躍するのに」と規定変更を惜しんだ。