上方落語協会会長の笑福亭仁智(68)同副会長の桂米団治(62)笑福亭たま(46)が22日、大阪の芸能と文化を発信するイベント「ハルまちフェスティバル」のオンライン会見に出席した。

総勢400人の大阪人が結集し、2月6日~3月末に、オンラインも使用しながら各イベントを開催する。その一環として「上方落語フェスティバル」が行われる。

仁智は「落語界で言うと、コロナ前とコロナ後をつなぐ、時代をつなぐ橋になったら。みんな苦しんでいる中で、何かエネルギーになるようなきっかけが生まれたらなと、ものすごく期待しています」と話した。米団治は「笑うとナチュラルキラー細胞が増える。もうひとつはよく寝ること。よく寝てよく笑うには落語会がぴったり」と語った。

2月6日には、大阪・天満天神繁昌亭で、たまら若手落語家4人による「電脳落語会」が開催される。主宰のたまは「オンライン落語会や落語の動画配信をパブリックビュー形式で開催」と説明した。

その内容は、オンライン落語のパブリックビューイング「映像落語」、若手の高座をワイプでベテランが実況解説する「実況落語」、ベテランの落語を出演者が自由に編集した動画「編集落語」。たまは「生の落語ファンにもオンラインのよさを知ってもらいたい」と呼びかけた。

2月14、20、26日に繁昌亭で「本格『生』落語会」が行われる。仁智、米団治らが出演する。