元衆院議員の金子恵美氏(42)が、女性蔑視と取れる発言で批判を受けている東京オリンピック(五輪)・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)に関する自身の発言が一部で誤解を受け、あらためて真意を説明した。

金子氏は9日、ブログを更新。ラジオでの自身の発言に対し、一部から寄せられた批判コメントをいくつか紹介しつつ、「私が森会長を容認しているかのようなコメントがあったことに疑問を感じています」と記述した。そして「私はあくまでも今回の『女性蔑視』ととられるような発言は東京五輪開催の組織委員長として到底容認できないし、許されるべき話ではないと申し上げました。それは強調しました。何でも許す女、と思われている節があるかもしれませんが、私にも明確な線引きがあり、この発言自体は決して許せるものではありません」とした。

自身もこれまで女性差別を受けて苦しんできたといい、「ジェンダー論として森氏の発言は撤回されて当然だと思います」とした上で、「今回のことはこの根深い問題が表面化したことであり、仮に森会長の首を別の人に挿げ替えたとしても、それで問題が解決するものではありません」「私たちが戦うのは『森喜朗』氏ではなく、その裏に潜んでいる旧態依然とした昭和的価値観なのだと。彼らが目を覚ますには真っ向から戦うことも大事ですが、最も効果的なのは『本質論』で戦うことなのです」との考えを示した。

また、東京五輪の開催の是非をめぐる議論に関しては、森氏の問題と「切り離して考えるべき」と金子氏。「ここで同じ問題として繋げて考えてしまうと それこそ、今度こそ森会長のような考えを持つ人から『女性は物事を全てをくっつけてしまうから』と言われてしまいかねません」と懸念し、「ジェンダー論としての議論と、五輪開催の是非については別に考えつつ、とことん議論することが今のタイミングでは重要になる考え方です。冷静さを忘れた今の状況に警鐘を鳴らす女性がもう少し出てこないと、森会長的思考の男性たちをのさばらせる状況は改善されないと思っているのが私の本音です」とした。