岡田将生(31)が10日、都内の丸の内ピカデリーで行われた主演映画「さんかく窓の外側は夜」(森ガキ侑大監督)大ヒット公開記念舞台あいさつで、肉料理と言われて思い浮かべる料理は? と聞かれ「カルビ」と珍回答を繰り出し、客席を笑わせた。

この日は、劇中でバディを組んだ2人の関係性をチェックしようと、質問に対する2人の答えが合うかが試されるコーナーが設けられた。その3問目で肉料理についての質問が出ると、志尊淳(25)は「これしかないよ」と豪語。岡田は「これ(答えを)淳君に合わせるよ!」と言ったが、フリップに書いたのは「カルビ」。全く料理名ではなく、「焼き肉」と書いた志尊とは全く答えが合わなかった。志尊から「なぜ部位? 肉料理って言ってるんだから…カルビって? 焼き肉でしょ?」とダメ出しされると、岡田は「ごめん、ごめん。(志尊が)カルビ、好きなんだよね。これは(答えが)天然…ダメだわ」と苦笑した。

「さんかく窓の外側は夜」は、漫画家ヤマシタトモコ氏の同名漫画の実写化作品。幼い頃から幽霊が見える特異体質に悩まされる三角康介(志尊)は、働く書店に現れた除霊師冷川理人(岡田)から「僕といれば怖くなくなりますよ」と言われ、ともに除霊作業の仕事をすることになる。そんな中、半澤刑事(滝藤賢一)から1年前の未解決殺人事件の捜査協力を持ちかけられ、調査を進める中、自殺した犯人の霊と出会う。霊を通して視た情報を元に、真相へと近づいていくふたりの前、呪いを操る女子高生・非浦英莉可(平手友梨奈)が現れ、驚愕(きょうがく)の真実にたどり着く物語。撮影は20年1月に行われ、当初は同10月30日に公開予定だったが、コロナ禍で公開初日が今年1月22日に延期されていた。

緊急事態宣言下での公開を余儀なくされたが、封切りから2週間で、20万人を動員した。岡田はイベントの冒頭で「動員20万人超。何度もこの映画を見てくださった方、ありがとうございます」と観客に感謝した。語っているうちに自然と敬語になっていき「なぜ、急に敬語になったのかというと、よく分からない。僕は、フワフワしている…今日、ちょっとテンション、高いんですよ。どうしよう、監督」と言い、笑みを浮かべた。その高いテンションが「カルビ」という答えにつながったようだ。