演歌歌手丘みどり(36)が15日、最新曲「明日へのメロディ」(17日発売)の発売を前に、神奈川の「横浜・八景島シーパラダイス」の巨大立体迷路「デッ海」に挑戦した。

歌謡曲テイストの楽曲に仕上がった新曲では、歌詞に「彷徨い(さまよい)続ける 奈落の底で」とあるように、迷いながらも葛藤しながら明日を見いだす模様を歌っている。

「デッ海」は、高さ13メートルの巨大空間にのべ100個以上の仕掛けもある国内最大級の迷路。今回は「ミステリーコース」に挑み、所要時間約60分のところ、51分でゴールし「難しかったです。同じ道を通っている感じだけど、歩みを止めない大切さを実感しました」と汗をぬぐった。

昨年に15周年を迎えたが、コロナ禍で100公演近くが延期・中止となり、さらに19年まで3年連続で出場していた「NHK紅白歌合戦」にも出場できなかった。「昨年は悔しい1年でした。そういった悔しさも、今回の曲とリンクしていますし、等身大でありのままの自分をさらけ出してます。まずはお客さんの笑顔が見られたらと思いますし、15周年コンサートを実現したい! その先に紅白や大きな舞台があればうれしいです」。

テレビのバラエティー番組出演や、YouTubeでの展開など活動の幅を広げているが、今回歌謡曲テイストの楽曲を歌うのも、間口を広げていく新たな挑戦だ。「今年はチャレンジの年にしたいです。何が正解か分からない世界でも、歩みを止めないことが大切だと思います。あくまで演歌歌手なので、演歌に戻った時に、深みが出てきたらと思います」と意気込みを新たにしていた。