草なぎ剛(46)が「ミッドナイトスワン」(内田英治監督)で、自身初の最優秀主演男優賞に輝いた。

草なぎは「いや、あの、まじっすか。ごめんなさい。頭真っ白になってしまって」と一瞬、絶句して目にうっすら涙を浮かべた。

草なぎは劇中で、新宿のニューハーフショークラブでステージに立っているトランスジェンダーを演じた。「本当に、今まで、皆さんとお仕事をさせていただいたこととか、仲間の皆さんに応援していただいていることとか、そうですね、慎吾ちゃんとか吾郎さんとか、本当に近い人たちが支えてくれて、今日ここの舞台に立てたんだなと思ってうれしいです」と、稲垣吾郎(47)と香取慎吾(44)に感謝した。

その上で「僕は代表として、これ(最優秀賞)をもらうということで、1人の力では到底たどり着けないところですし、映画って、それぞれ作り手の方とか役者の気持ちとか、いろんな方向性はあると思うんですけど、1人1人の人生がより良く自由に全うできるような、そんな作品作りと人との関わりの中で、これからも自分の人生を全うしていきたいと思います」と今後の抱負を語った。

そして「会ったことがない方でも、遠くから応援してくれている方、本当にありがとうございます。これからも精進して頑張ります。今日は、ありがとうございました」と観客とファンに感謝した。

※草なぎのなぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀