NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の5日に放送された第86話の平均視聴率が17・1%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、昭和20年3月、大阪の街が大空襲に。公演をするために京都に来ていた千代と一平(成田凌)は、シズ(篠原涼子)らのことが心配になり、急いで道頓堀に戻ってきた。福富楽器店は焼けて跡形もなくなり、岡安の店も建物はあるが焼けて荒れた状態だった。千代は道行く人にシズの居場所を尋ねると、町外れの安置所にいるということで急いで向かった。すると涙するみつえ(東野絢香)とシズ、宗助(名倉潤)の姿があった。そこには菊(いしのようこ)と福松(岡嶋秀昭)の遺体があり、みつえは涙を流していた。千代はそのみつえを抱きしめた。菊らは芝居茶屋時代ののれんを取りに疎開先から取りに戻ってきた矢先での被災だった。その後、千代と一平は運良く空襲を免れた家で、住む場所を失ったみつえ親子と一緒に住むことにした。そんな時、寛治(前田旺志郎)は、満州に渡って慰問団に入り給金を仕送りすると話した。しかし千代と一平は大反対。寛治は劇団のおかげで初めて人の役に立ちたいと思うようになった気持ちを語った。