格闘家、歌手など幅広く活動する角田信朗(60)と“スーパー日舞”パフォーマーとして活動する花園直道(32)が14日発売されたばかりの新曲「希望の詩~立ち上がれニッポン~」のPRに23日、日刊スポーツ新聞社(大阪市北区)を訪れた。異色の“武”と“舞”コラボレーション。2人は「苦しむ人に『立ち上がる勇気』を届けたい」と声を弾ませる。

舞台ではこれまでに何度か共演する機会のあった2人だが、今回は初めてともに歌い、ともに舞う。角田のファンでもあるという花園は「歌いながら自分も奮い立ち、励まされる」と曲の持つパワーを実感。角田も「ミュージックビデオを含めた世界観は想像以上のもの。最強のチームで最高のスタートダッシュを切れた」と太鼓判を押す。

「忍の一字で立ち上がれ」、「やるかやらぬか ふたつにひとつ」。

読むだけで元気づけられる歌詞は、作詩初挑戦という角田が担当。格闘家としてリングに上がった経験を振り返りながら書き上げた。「コンセプトはこのコロナ禍で一喝入れること」と行間に込めた思いを角田は語る。

あふれるメッセージはファンにも確実に届いている。23日現在、オリコン演歌・歌謡曲デーリーチャートで6位にランクイン。花園は「イベントなどで曲を聞いたファンから『立ち上がれました!』という声をもらって『心にストレートに伝わる歌詞、歌声だな』と改めて思った」と声を弾ませた。

角田は「この曲でピンチを乗り越えて今があると思う人が増えてくれたらうれしい。今後も2人で線香花火のように長く楽しめるコンテンツを作っていきたい」と次作への意気込みも飛び出した。