NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第11話「横濱焼き討ち計画」が25日に放送され、世帯視聴率が14・1%(関東地区、速報値)だったことが26日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週18日の世帯視聴率は13・9%だった。

あらすじは以下の通り。

栄一(吉沢亮)と千代(橋本愛)に待望の第1子が生まれるが、すぐに亡くなってしまい、渋沢家は重い空気に包まれる。そんな中、惇忠(田辺誠一)は自らの手で攘夷(じょうい)の口火を切ろうと、横浜の外国人居留地の焼き打ちを発案。心を動かされた栄一は、武器や仲間を集め始める。一方、謹慎を解かれた慶喜(草なぎ剛)は将軍・家茂(磯村勇斗)の後見職となるも、島津久光(池田成志)らから「一刻も早く攘夷の決行を」と迫られる。

「青天を衝け」は、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。

脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。