来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が28日、同番組の公式ツイッターで発表され、歌舞伎俳優市川染五郎(16)の出演が明らかになった。大河ドラマ初出演となる。

染五郎は源頼朝の娘・大姫の若きフィアンセ、木曽義高として登場する。ツイッターでは「父上のためなら、どんな苦労も厭いませぬ」のせりふと共に紹介された。

染五郎は「演じさせていただく木曽義高の悲劇的なところにとてもひかれました。三谷さんがどのようなキャラクターに仕上げられるのかまだわかりませんが、視聴者の皆様に義高という人物の魅力をお伝えできるように演じたいです」と意気込んでいる。

フィアンセとなる大姫を南沙良、大姫の父・源頼朝を大泉洋、母・北条政子を小池栄子が演じる。

主演の小栗旬のほか、これまでに菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋、新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行らの出演が発表。27日には、第3次出演者として田中泯、江口のりこ、八嶋智人、佐藤B作、鈴木京香の出演が明らかになっている。

合議制で政治が動いた鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。