西郷輝彦（74）が、日本では未承認の前立腺がんの最先端治療を受けるため、オーストラリアに渡ったと12日、所属のサンミュージックが発表。

11年に前立腺がんを摘出して治療を続けてきたが、コロナ禍の中、腫瘍マーカーPSAの数値が上がったため主治医と相談。シドニーの病院で治療を受けることを決め、4月23日に日本をたった。

西郷は同日、自ら作成したYouTubeチャンネル「最先端治療への挑戦」で「ホルモン治療に始まり放射線、抗がん剤治療を11回。願いは、ただ1つ。何とか、もう少しだけ好きな仕事をさせて欲しい」と説明。治療は計3回で4カ月にわたり、8月末ごろ帰国予定だが「合わなかったら最初の検査で帰される可能性もある」という。西郷は「前立腺がんで悩んでる人たちに、体験してお伝えするのも目的の1つ。挑戦してみなきゃ分からんのよ」と不退転の覚悟を示した。