女優志田彩良(21)がTBS系連続ドラマ「ドラゴン桜」(日曜午後9時)で“秀才”小杉麻里役を好演している。

偏差値70ながら訳あって大学受験に興味がなく、発達障がいを抱える原健太(細田佳央太)に優しく寄り添うキャラクター。今日30日放送の第6話では、麻里にスポットがあたり、これまで隠されてきた一面が明かされる。

予告では、迫田孝也(44)演じる父親からビンタを受けるという衝撃的なシーンも流れた。迫田について「劇中ではすっごい怖いお父さんなんですけど、普段はすっごく優しくて」と明かし、「本番だけは(ビンタ)やるからごめんなさいって言ってくれて、本当に大丈夫なんでめちゃめちゃ強くたたいて下さいって(言いました)」と撮影時のやりとりを振り返った。

撮影現場では、注目株のそろう同世代の俳優に大きな刺激を受けている。当初は、和気あいあいとした雰囲気で雑談も多かったが、最近は真剣な芝居の話をすることが多くなってきたという。「今日も朝からみんなで芝居についてとか、役それぞれのシーンどうしたらいいかなとか。今日のシーンこれからどうするとか話したり、どんどん熱量が上がってきていて刺激的ですね」と充実した様子だ。

共演シーンの多い細田は2歳下だが、「話をしていて全然年下感が無くて、むしろ精神年齢は(細田)佳央太君の方が上なんじゃないかなって思うくらい」と笑った。演技面でも尊敬しているといい「初日から佳央太くんの芝居を見て、めちゃくちゃ悔しくて、これは負けてられないなって。家に帰っていろんな作品を見ましたね。燃えていましたね」と負けん気の強さを見せた。

劇中では、細田演じる健太を優しく見守っているが、実際は細田から元気づけられることもあるという。「普段は、逆に勇気づけてくれます(笑い)。第6話の感情を出すシーンの前に『どうしよう…』って言っていたら『志田さんなら絶対大丈夫です!』って言ってくれて自信になってがんばれました」。

寝ることが好きという志田だが、同作のオーディション最中や結果待ちの際は、寝られない日々が続いたという。「絶対にこの作品を」という強い決意で臨み、役をつかみ取った。「オーディション前に前作は全部見て、原作も全部読みました。(前作の中で)桜木先生(阿部寛)の言葉が東大を目指していなくてもすごく響くものがたくさんありました。実際にその言葉を目の当たりにして画面でみる以上の説得力で毎回圧倒されています」。

インスタグラムのフォロワーは同作出演情報解禁時の約2万人から2倍以上となる4・5万人まで増加した。「今はいろんな引き出しとか武器とかを増やしていって、将来の自分につながるように、1つ1つ丁寧に頑張りたいなって思います」。反響は自覚しつつ、足元を見つめ、謙虚に一歩ずつ、さらなる高みに駆け上がる。